名誉を失った侍、荒武者。静かでも優雅でもないが、獲物を狙う動物のように正確に動き、一切無駄がない。いかなる相手も二刀流で素早く仕留める。
荒武者と忍は同じ影の組織に属する者同士だが、その役割は大きく異なる。忍が静かな暗殺者なら、荒武者は荒々しい用心棒であり、また時には、より有力な侍一族の護衛も務める。
かつて彼らは高潔な信念のもとに戦ったが、裏切り、強欲、慢心により、誓いを捨てざるをえなくなった。彼らに謎めいた部分はない。正確無比な優美さで二振りの刀を巧みに操る一流の戦士というだけだ。侍は最も無慈悲な武器を呼び寄せ、戦場に解き放とうとしている。
概要/使用感[]
二刀流、無限チェーン持ち、足も速い、一応フルブロックもできるとこれでもかとハッタリの利いたハイブリッドヒーロー。初心者はまず素早いチェーンで切り刻まれ、強パリィでなぜか強攻撃をくらい、フルブロックで蹴り飛ばされたことだろう。センチュリオンも大概初心者キラーだが、また別のアプローチで初心者をボロボロにしてくれるヒーローである。
最も目につくのはやはり二本の刀を振り回す無限チェーン。上と左右、交互に繰り出せば弱攻撃でも強攻撃でも途切れることはない。また強力なチェーンフィニッシュからは別方向への弱攻撃へ派生できる。これが20ダメージかつ高速なため、パリィしようとした者を焦らせる。
PC版と家庭用機版(PS4/XBOX)で極端に強さが違うヒーローでもある。家庭用機版では持ち前の二刀流でプレイヤーを刀の錆に変えているものの、PC版では攻撃をことごとく防がれ、フルブロックは博打覚悟、攻め手に欠ける中堅と化す。これはプレイしているハードの性能によるところが大きく、PCユーザーが化け物だからではない。これについては説明すると長くなるので後述する。
そんな両極端な荒武者だが、対人戦で使いこなすにはそれなりの練度を要する。上と左右を交互に入力する変則的なチェーンは勿論、一時的なフルブロックスタンスである刃の閉塞は使いどころを間違えば逆に窮地に陥ってしまう。しかしこれらを上手く使いこなすことができれば、そう簡単にペースを握らせることはない。 唯一、回避攻撃を持たないという弱点があるため、コンカラーやブラックプリオールにタックルをされ続けると手出しできなくなってしまう。
基本は敵を壁と挟むように位置取り、弱攻撃を刃の閉塞で防ぐと共に蹴り飛ばして壁当て、40ダメージの横強を叩き込むことを意識しよう。それができない開けた場所では刃の閉塞からの鳴鐘は勿論、範囲攻撃キャンセルや強キャンセル崩し、強キャンセル弱攻撃で戦うことになる(それしか手札がないとも言える)。どちらにせよ刃の閉塞は効果時間が短く崩し抜けが不可能なので、自信がないorあまり旨味がない状況での使用は控えた方が安定するだろう。
PC版と家庭用機版での違い[]
前述の通り、荒武者はPCとPS4やxboxなどでは立ち位置が大きく異なる。これは、そもそものフレームレート(fps)が違うためである。fpsとは一秒間に何回画面を書き変えるか、つまりパラパラ漫画のページ数に相当する数値。当然高いほどページ数は増え、動きもなめらかになっていく。
なぜこの話をしたかと言うと、このゲームは60fpsでの動作を前提としてバランス調整されている。しかし家庭用機版では負荷の問題なのかfpsは30までしか出ないように制限されてしまっており、絶対に60fpsでは描画されないのだ。
要は家庭用機版での荒武者の攻撃は、20ページのパラパラ漫画を10ページに短縮して見せられているようなものであり、本来の速度よりも高速化しているのである。これは家庭用機版の全ヒーロー共通の問題であるが、無限チェーン持ちの荒武者はその恩恵……と言っていいかは分からないが、特に影響が強いのだ。
60fpsで動作するPCでは荒武者の攻撃は特別高速ということはなく、落ち着いていればガードすることは難しくない。危険なフェイントも上級者にはおやつ感覚で弱パリィされてしまう。ガードに徹されると強攻撃のフェイントと範囲攻撃、崩ししかやることがなくなってしまう。当然、総合性能としてやカウンターに回れば強く、他のヒーローに比べ目立って弱いということはない。
こればかりは、たとえ難しくとも開発が家庭用機版のfpsを60に上げてくれることを願うしかない。
立ち回り[]
足の速さがアサシン並みで戦技も優秀なため、ドミニオンでもブリーチでもどこへ行っても役立てるオールラウンダー。 無限チェーンを活かしてミニオン狩りをするも、持ち前の刃の閉塞を活かして拠点を防衛するもいいだろう。特にミニオン狩り性能は剣聖と同等と言っても過言ではないため、積極的に狙いたい。
戦技の面では「不動」が非常に強力。壁当てから確定するはずの攻撃が無力化され、スタミナ切れでも転倒しなくなる。更には反撃モード発動時の強制転倒すら無効化するため役に立たない場面はない。味方の斬虎が戦技「炎の牙」や「炎の吐息」を選択しているなら「火矢」という選択肢もある。
特典は取捨選択が難しいが、「要塞」と「復讐の障壁」ならどんな状況でも役立つはず。特に「復讐の障壁」は局面を選ばず有効なため、とりあえず起動しておいてもいい。他の特典は個人のプレイスタイルや好みによるところが大きい。強いて言えば「増加」が腐らない。
防具[]
武具[]
刀は暁の国の侍が用いる標準的な片刃の曲刀。家宝として大切にされたものもあれば、死体から奪われたものもある。
余談[]
二刀流は強キャラのお約束のような節があるが、剣道で実際に試してみた人なら分かる通り、予想以上に扱いが難しい。試していない人や剣道未経験者も傘などを両手に持って振り回してみればわかる。滅茶苦茶腕が辛い。しかも試合などでは相手は容赦なく打ち込んでくるため思ったより強くない。打ち込みも普段より勢いがのらず、威力が下がる。
強くない理由は単純明快、握る力が左右に分割されるためである。大蛇のように一本の刀なら両手で握るが、二刀流は片手の握力だけで振り回したり防御しなければならない。何より誰でも使えて強いなら歴史上にもっと名を残してもいいはず。つまり並大抵の者が扱える戦闘方法ではないのだ。
一方の荒武者はというと、片手持ちで普通に15ダメージ以上を与えている。両手持ちのウォーデンやレイダーと同等のダメージを、片手で、である。怪力イメージの守護鬼も両手で15ダメージだというのに。荒武者は実はとてつもない馬鹿力なのかもしれない。ゲーム上の都合
特典[]
レアリティ | 特典名 | 効果 |
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コモン | イージス | 獲得した全シールドが20%増加 |
コモン | シールドアップ | スポーンか復活時、+15の体力シールドを得る |
コモン | 要塞 | ゾーンにいる間、あるいは戦旗/証を持っている間は10%のダメージ抵抗力を得る |
レア | 復讐の障壁 | 反撃モード終了時、25%の体力シールドを得る |
ヒロイック | 最後の抵抗 | 体力限界時、40%のダメージ抵抗力を得る |
エピック | 新鮮な集中力 | スタミナが不足すると、崩し抜け、ブロックおよびパリィでスタミナを20%回復 |
レジェンダリー | 増加 | 名声を得ると、最大体力を+4増加(最大4回) |
戦技[]
戦技:レベル1
- 鉄の肺-パッシブ
- スタミナが切れてもダッシュできる
- 死体の量産 - パッシブ
- 兵士を倒すと体力とスタミナを得る。
- 致命的 - パッシブ
- 3秒ごとに攻撃のダメージがわずかに上がる。
戦技:レベル2
- 発煙弾 - アクティブ
- 足元に煙幕を焚き視界を遮る。
- 効果範囲内では敵がこちらをロック不能になる。
- ジャガーノート - アクティブ
- 移動速度と引き換えにダメージを大幅に軽減し、阻止不能と崩し無効の効果を得る。
- 使いづらいが阻止不能を利用して強引に蘇生できたり用途は広い。
- 不動 - パッシブ
- パリーや投げ、壁当てされてもバランスを崩さなくなる。転倒もしない。
戦技:レベル3
- 体力挽回 - アクティブ
- 体力を回復する。
- 鋭利な刃先 - アクティブ
- 攻撃に出血効果が付与される。
- 火矢 - アクティブ
- 矢を射って敵を炎上させる。
戦技:レベル4
- 矢の嵐 - アクティブ
- 複数のエリアに矢を降らせ中程度のダメージを与える。
- 確固たる旗 - アクティブ
- 近くの味方が継続的に体力を回復する。
- 恐怖そのもの - アクティブ
- 周囲の敵のスタミナ自動回復と防御を低下させる。
ヒーロー専用戦術[]
- 名声
- 名声はアクティビティ間でバランスがとれている。
- 反撃モード
- 一時的な攻撃力上昇とシールド、阻止不能を得る。
- また、パリーや投げで敵を地面に転倒させられる
- 反撃モード発動時に受けた攻撃は自動的にパリーされる。
- 困惑
- ダッシュ攻撃を外した後に強攻撃ボタンを押すと強攻撃でフォローできる。
- スペシャルムーブキャンセル
- キャンセルボタンで双蛇、範囲攻撃、豪風をキャンセルできる。
- 危険なフェイント
- 強攻撃フィニッシュと双蛇は弱攻撃を違う方向に行うとキャンセルできる。
- 迅速反撃
- 双蛇と豪風がチェーン始動ムーブになる。
- チェーンフィニッシュ
- チェーン中に追加ダメージを与える。
- 上スタンスで攻撃後、更に上スタンスで強攻撃。
- 横スタンスで攻撃後、更にどちらかの横スタンスで強攻撃。
ムーブ[]
通常ムーブ[]
- 大嵐
- 弱/強∞
- 同じ方向からでなければ弱強問わず続行できる無限チェーン。以前と違い右弱→左弱なども可能になった。
- 初段は上強24ダメージ、横強27ダメージ。弱は12ダメージ。
- 二段目以降の上強27ダメージ横強30ダメージ。弱13ダメージ。
- チェーンフィニッシュ強は31ダメージになる。
- 前方豪風
- 前回避→上強
- 飛びかかりながら斬りつける、阻止不能の前ステ強攻撃。
- 20ダメージ、キャンセル可能。
- サイド豪風
- 横回避→強
- キャンセル不能の回避攻撃。大嵐チェーンに繋げられる。16ダメージ。
- ダッシュ攻撃
- ダッシュ中に強
- 攻撃直前に姿が消える、独特なダッシュ攻撃。攻撃方向は右。
- 姿が消えた瞬間には回避判定があり、敵の攻撃を避けつつ攻撃することも可能。
- また、避けられたとしても再度強攻撃ボタンを押すと続けて左から攻撃する。一発目22、二発目28ダメージ。
- 範囲攻撃
- 弱+強
- 初めに一本で右から、次に左から二本で斬り裂く二回攻撃の範囲攻撃。最初の攻撃後はキャンセル可能。
- 最初の攻撃は出が速く、13ダメージではあるが強攻撃扱い。続く二回目の攻撃はガード不能 であり、30ダメージを与える。
- 荒武者にとっての貴重なガード不能択である。
固有ムーブ[]
- 鳴鐘
- 初段強/前方豪風始動時に崩し
- 荒武者念願のガード不能攻撃 。敵を掴んで顔面を柄で殴り12ダメージを与える。
- 刃の閉塞
- 右スティック下方向/C
- 眼前で刀をクロスさせる、一時的なフルブロックスタンス。成功すると3種類の強力な固有ムーブに派生する。
- 発動中は崩し抜けが不可能。
- 怒りの開放
- 刃の閉塞成功後に弱
- 攻撃を刃の閉塞で跳ね返すと確定するガード不能の素早い上強攻撃。20ダメージ。
- そのまま大嵐チェーンに移ることが可能で、何気に阻止不能。
- 強攻撃ではあるが、この攻撃で敵を倒してもエクセキューションはできない。
- 双蛇
- 刃の閉塞成功後に強
- 攻撃を刃の閉塞で跳ね返すと発動できるガード不能 の横強攻撃。16ダメージ。
- 怒りの開放同様、大嵐チェーンに繋げられる。また怒りの開放と違い、エクセキューションにも移行可能。
- 蹴り飛ばし
- 刃の閉塞成功後に崩し
- 攻撃を刃の閉塞で跳ね返すと発動できる、阻止不能かつ確定のガード不能攻撃。
- 敵を大きく突き飛ばし、スタミナに30のダメージを与える。
- 壁当てに成功すれば横強が確定。壁当てができないと何も確定しない。
- 硬直が少なく、囲まれた時の牽制としても使える。
公式説明[]
荒武者は刀を攻撃と防御に使用する。戦場では慎重に動き、素早く回避できる。敵が隙を見せると、あらゆる方向から終わることのない高速連撃を繰り出す。
- 難易度:高
- カウンター型
- 素早い攻撃
特殊能力
- 無限チェーン
- スペシャルブロックムーブに長ける
- 回避に長ける
動画[]
『フォーオナー』ヒーロービデオ 侍「荒武者」
関連項目[]
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